猪苗代湖に面するTARO CAFEに寄ってみる。目当てはちょっと変わったモンブラン。周りにはお店はほとんどないんですが、このお店だけすごく並んでて、30分くらい待ちましたが、間違いなくその甲斐のあるカフェ。
店内には薪ストーブがあって、僕らが入った時にちょうど火を入れたばかりでした。でも窓から明るい陽光が差し込んできて、オープンテラスでさえも暖かく感じます。よく見ると、窓の向こうには猪苗代湖が広がって、最高のロケーションです。そりゃ流行るわ〜と一人納得。
素晴らしいのはもちろんロケーションだけでなく、フードもコーヒーも。
お目当てのモンブランは、予想通りというか、予想を超えたオリジナリティがあって素晴らしいです。モンブラン(白い山)のもともとの言葉通り、外側が生クリームで白い壁面になっています。

栗は?というと、なんとその生クリームの下にあるんです。しかも、二層に!

生クリームのすぐ下は甘さを抑えた栗ペーストで、さらにその下に栗!栗ペーストではなくて、おそらくこれは栗を蒸してすりつぶしたそのものなんじゃないでしょうか。これは斬新です。そして栗好きにはたまらない組み合わせです。
コーヒーも、冷めないようにポットでサーブされます。紅茶にはよくありますが、コーヒーではあまり経験したことがありません。やはり寒いエリアだからの工夫なんでしょうか。
長女が食べたワッフルも絶品です。ワッフルに溶かしたゴルゴンゾーラとはちみつがかかっていて、洋梨が横に添えられています。これを重ねて口に入れると・・・塩味と甘味、サクサク感とジューシーさが一緒になって口の中に溢れてきます。これは幸せになります。

食べ終わったあと、猪苗代湖の湖畔に降りて散歩。刈られたばかりの葦の跡を歩きます。夕日が綺麗に湖畔を染め始めて、影が長く、なんだか懐かしい絵です。向かいの磐梯山も紅葉と夕日に染まってオレンジ色です。あと一ヶ月もするとこの辺りも真っ白に雪化粧するんでしょうね。

近くに行った方はぜひ立ち寄ってみてください。お勧めのお店です。
TARO CAFÉ