今日はジャン・ポール・エヴァンに来ました〜。
20年以上前にパリのお土産でもらって初めて食べて以来、僕はショコラトリーといえばジャン・ポール・エヴァンという大ファンでして、

今日はそのJPHのモンブランが食べられるということで、今からワクワクしてます。実は先月の平日にお店に伺ったんですが、モンブランが金土日限定だと知らず、 がっくり肩を落として帰ったんです・・・(皆さんもお気をつけあそばせ)。なので今日のワクワクは尚更なのです。
さて。伺ったのは午後4時頃。いつものことですがお店は満席です。

そういう時はお店の外のこのボードの前で待ちます。

カフェのメニュー。まだモンブランは・・・


ありますね!
一度並ぶ時間も考慮して持ち帰りにしようかと思い、テイクアウトができる入り口から中に入ったんですが、やっぱり店内で食べようと思って列に戻りました。
でも僕のそんな様子を見ていたスタッフさんが「モンブランを1つキープしておきますね」と列に並んでる僕に伝えに来てくれました。感激。このホスピタリティ、さすがJPHです。
ようやくお店の席が空き、着席。
モンブランに合わせるお茶はJPH メランジュにしてみます。正山小種(ラプサンスーチョン)が少しブレンドされてるということなんですが、どんな味なんでしょう?こちらも楽しみ。

さてさて。いよいよモンブランが運ばれてきました。栗の品種などはメニューに書かれてませんでしたが、JPHだけあってフランス産の栗なんでしょう。でもよくあるフランス産の栗ペーストとは色味が異なります。イタリア産なのかな?

断面を見てみましょう。 
トップから栗ペースト、クレームシャンティ、メレンゲととてもシンプルな構成。
それでは栗ペーストからいただきます。
むむ?これはフランス産?フランス産によくあるスパイス香は全然ないです。むしろ和栗のような香ばしさ。そしてフランス産の栗ペーストではほとんど見ない栗のつぶつぶがちゃんと残ってる。
スタッフの方に伺ったところ、これはフランスのアルディッシュ地方のAOPの栗を使ってるとのこと。AOPというのはその昔フランスのワインに書かれていたAOCと同じで、その土地のものを確かに使ってますよという証になります。AOCというのはフランス独自の制度だったんですが、今はヨーロッパきかくあAOPに統一されてるんですね。ちなみにAOPとは『Appellation d’Origine Protégée (Contrôlée)』の頭文字で、日本語では『原産地呼称統制』と呼ばれています。
AOPというのは例えるならうちは愛媛の中山栗だけ使ってますとか茨城の笠間栗だけ使ってますというようなものですよね。それをパティスリー単位ではなくヨーロッパのオフィシャルな制度としてやっていると。これがヨーロッパの素晴らしいところですね。地域の伝統を本気で守ろうとしてます。
僕はアルディッシュ地方についてあまり知識がなかったので調べてみました。アルディッシュ地方というのは栗の名産地なんですね。知りませんでした。
栗は、酸性土壌と半高地の気候が栗の生育に適しているアルデッシュ県の伝統的な特産品です。栽培されているのは、味に定評のある地品種(Comballe、 Marigoule、 Prechocce Ronde des Vans、 Bouche Rouge、 Sardonne など)で、化学肥料を使わずに、指定の栗林で栽培されており、トレーサビリティが確保されています。
– Taste France magazine “AOP アルディッシュ産栗”より
それで風味が普通のフランス産の栗ペーストと味が違ってたんですね。そしてアルディッシュ地方は「ナチュラルワインの聖地」とも呼ばれてるそうで、となるとこのモンブランにアルディッシュの赤ワインとかを合わせても良さそうですね。うーん、勉強になります。
モンブランに戻りましょう。クレームシャンティはとてもソフトに立てられています。そしてかなり甘い。アンジェリーナ同様、この甘さにパリを感じますね。
アーモンド風味のメレンゲはとても特徴的です。正直ここまで濃厚なメレンゲは食べたことがありません。香ばしく、しっかりキャラメリゼされています。甘さもかなりあるんですが、同時になんだか懐かしい味。なぜだろう?
縦にフォークを入れて上からすべてをすくって口に入れると、香ばしいメレンゲの風味とアルディッシュ産の栗のコクが同時にが口に広がります。そしてメレンゲのねっとりとした香ばしさが余韻で残ります。この特徴的なメレンゲ、アルディッシュ産の栗の香ばしさに合わせるために、メレンゲもアーモンドプードルをしっかり使ってたっぷりと香ばしく焼き上げたんじゃなかろうかと推察します。
合わせた紅茶、JPHメランジュは、一口目がかなり中国茶。さすが正山小種(ラプサン・スーチョン)の威力。一気にエキゾチックなビジョンが広がります。
正山小種は製造工程の最後で松の木を燻して、その熱で茶葉を乾燥させるんですね。だからとってもスモーキーなんです。なのでそれを少しブレンドしたJPHメランジュも当然スモーキーです。これがこのモンブランの香ばしさにもとてもいいマッチング。ずっと飲んでたいくらい美味しいです。
スタッフの素晴らしいホスピタリティに始まり、アルディッシュ地方のAOP栗とメレンゲの香ばしさ、そして正山小種ブレンドの紅茶。どれもユニークでJPHでしかできないモンブラン体験となりました。ありがとうございました。また来ますね!

JEAN-PAUL HÉVIN(ジャン・ポール・エヴァン)表参道ヒルズ店
住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ本館1F
電話:03-5410-2255
営業時間:11:00〜20:00
定休日:不定休
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