ああ、なんて幸せなタイトルなのでしょう。「栗と私の十三日間。」。ポエティックで、行間がたくさんあるような素敵なタイトル。いよいよ今日からそのPart 2が新宿伊勢丹にて始まります!

実はPart 1は10月6日から11日まで行われていたのです。「栗と私の一三日間。」というタイトルだけでも十分に萌えるのですが、なんとパートごとにサブタイトルがついていまして、Part 1は「『栗』に溺れる六日間」。そして今日から始まるPart 2は「『モンブラン』に飛び込む七日間」。モンブラン特化ということで、モンブラニストの皆さんにとってはこのPart 2こそが本番ですね!しかしながら、いったいモンブランに飛び込むとはどういうことなのか。その全容を見てみましょう。
Part 2では10のブランドが出店します。出店名とそのモンブラン一覧はこちら。
パティスリーSATSUKI(スーパーモンブラン)
恵那川上屋(ニコタマ栗一筋(栗×ポルチーニ))
四万十ドラマ(モンブラン3種食べ比べ)
和栗茶屋眞津留(錦糸モンブラン)
ダンボドーナツ(モンブランドーナツ)
Sweets Dressage みほつづき(エクレアモンブラン)
トレカルム(モンブラン)
UN Livre(モンブラン)
pâtisserie OKASHI GAKU(モンブラン缶)
東京會舘(マロンシャンテリー)
うーん、有名どころが集まっていますね!しかも個性のあるモンブランばかり。
トレカルムのモンブランはモンブラニストの中でも評価の高いモンブランですね。

もちろん東京會舘のマロンシャンテリーも。ああ、美味しそう。。。

個人的に注目してるのは、パティスリーSATSUKIとピエール・エルメがコラボしたモンブランと「四万十ドラマ」ジグリフレンズ モンブラン(しまんと・すき・なごみ)ですね。
パティスリーSATSUKIのスーパーモンブランは食べたことのあるモンブラニストの方も多いと思うんですが、これは何とピエール・エルメとのコラボ!大きさも見る限りスーパーモンブランほど巨大ではなく、一人でも十分食べやすいサイズっぽいです。

そして「四万十ドラマ」ジグリフレンズ。いったいジグリフレンズとはなんなのか。この字面を見たときに、ジブリやグリズリーが頭に浮かんだのですが、実際にはそうではなく、「地栗」なんです。

今モンブランブームではありますが、実は日本各地にはまだそこまで知られていない栗の産地もたくさんあります。ブランドが確立されていない栗の産地では特に、農家の後継者不足など課題に直面しているところもたくさんあります。例えば、四万十ドラマさんの地元四万十川流域では、50年ほど前までは年間約500トンの栗が収穫され、栗が一大産業だったのですが、農家の高齢化や後継者不足、外国産におされながら次第に栗産業は衰退し手島い、近年では地域の栗を集めても30~40トンほどにまで減少してしまっていました。幸い、モンブランブームの中でしまんと地栗のブランド化に成功した訳ですが、他の栗産地でも同じような悩みを抱える仲間がいるのではないかと考える中で巡り合ったのが、宮崎県小林市須木(すき)地区と、熊本県玉名郡和水(なごみ)町の2つの栗産地なのでした。この3つの栗産地が出会い、「すき」「なごみ」「しまんと」の栗でつながる「ジグリフレンズ」が誕生したわけなのです。

それにしても、しまんと地栗は平均的な栗のサイズと比べても、めちゃくちゃ大きい。右側が生産者の方。

僕らがこよなく愛するモンブランがこういう栗農家の方々の情熱と努力によって支えられてることは、つい目の前のモンブランの見た目やプレゼンテーションに浮かされて忘れてしまいがちですが、ぜひこのモンブランに飛び込む七日間で改めて栗農家の方々の存在に思いを馳せたいですね。
今日から18日まで、伊勢丹新宿店 本館地下1階 フードコレクションにて。ぜひ足を運んでみてください!
「秋の味覚 栗と私の13日間 【PART2】秋の定番『モンブラン』に飛び込む七日間」
開催期間:2022年10月12日(水)~10月18日(火)
開催場所:伊勢丹新宿店 本館地下1階 フードコレクション
出店ブランド一覧(敬称略):
<ホテルニューオータニ パティスリーSATSUKI>、<四万十ドラマ>、<ダンボドーナツ>、<トレカルム>、<UN Livre>、<恵那川上屋>、<sweets dressage みほつづき>、<和栗茶屋 眞津留>、<pâtisserie OKASHI GAKU>、<東京會舘>