麻布台ヒルズで行われているHARVEST WEEKS(モンブランをフィーチャーした「モンブランセレクション」は終了し、現在は「おいもスイーツセレクション」が展開中)に合わせてやってきたのはDining 33 Pâtisserie à la maison。

Dining 33はあのフレンチの巨匠三國清三さんが監修するレストランで、そのパティスリー部門がDining 33 Pâtisserie à la maisonという位置づけになります。このパティスリー部門を引っ張るのもオテル・ドゥ・ミクニ時代から三國さんの右腕であった浅井シェフ。実はすでに訪問して記事にさせていただいてもいます。
今回再訪したのは、浅井シェフの作るモンブランがリニューアルされたからなのです。前回いただいた時も素晴らしいモンブランだと感じたんですが、それがさらにリニューアルされたとのことで、今日は胸が高まります。
お店のショーケース上にはモンブランの写真が。

確かに今までのモンブランと形も違います。
ちなみに前回いただいたモンブランはこちら。

これは本当に興味深いですね…。早速自宅に持ち帰って食べてみたいと思います。
それがこちら。

あまりにもどのケーキも美しかったのでモンブラン以外にももう一つアナナスというケーキを買ってしまいました。細かいレビューは書きませんが、こちらも美しく、繊細でかつ大変美味しかったです。
さて、我らがモンブランですが…

浅井シェフ曰く、今年のモンブランは和菓子をイメージしてデザインしたとのことで、確かに栗の上生菓子的な感じもありますね。よく見ると、栗ペーストの上に栗粉がかかっています。

断面を見てみましょう。
栗ペーストは変わらず東京産の和栗「内藤栗」から作られています。その下にはバニラビーンズの入ったクレームシャンティ(シャンティヴァニーユ)。
その下にドーム状のメレンゲがあり、その下にまたクレームシャンティがあります。
すごいのはこのドーム状のメレンゲ。モンブランの土台にすることがほとんどなんですが、一体どうやってこの形にしたんでしょうか。
一方土台はタルトもスポンジもメレンゲもありません。これは作ってから早く食べないと形も崩れてしまいますね。世田谷の東松原にレシィというお店があります。そちらには「モンブランエフェメール」と名付けられたモンブランがあります。エフェメールとは「儚い」というフランス語で、文字通り注文してから1時間以内に食べることを推奨されてる、でないと形も崩れてしまうと思われるモンブランなんですが、このモンブランにもそれと同じ儚さと繊細さを感じます。まるでアシェットデセールで出てくるモンブランのよう。
トップの栗ペーストもまるで木の枝や薪のように短くカットされて積み重ねられていて、フォークをいれるとホロホロとと崩れていきます。とても繊細です。
栗香もとてもあります。東京の栗ってモンブラニストの皆さんもあまり想像がつかないんじゃないかと思いますが、とっても美味しい和栗です。
メレンゲが途中にあることによってどういう効果をもたらしてるのかと言うと、口に入れた時にいきなり固い部分が口内に触れるのではなく、クレームシャンティと栗ペーストを押しつぶしたあとにメレンゲのシャリシャリ感が現れるんですね。それにより口内でリズムが生まれます。これは今までのモンブラン体験とは大きく違う部分です。浅井シェフのアイデアとそれを実現した技術力に拍手を送りたいです。
これは間違いなく今年最も印象的だったモンブランの一つです。ぜひモンブラニストの皆さんにも食べていただきたい一品です。
Dining 33 Pâtisserie à la maison
住所: 東京都港区麻布台1丁目3-1麻布台ヒルズ森JPタワー33階
電話: 03-4232-5801
営業日時:
LUNCH 11:00-15:00(L.O.14:00)
DINNER 18:00-23:00(L.O.22:00)
休日: 不定休
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